天界の秘義#16

作者: エマニュエル・スウェデンボルグ

この節の研究

  
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16. 第1節:はじめに神は、天と地とを創造された。

最古代は、「はじめ」と言われています。預言者たちは、随所に「古代の日々」または「永遠の日々」と言いました。「はじめ」とは、人が再生に向かって出発する最初の時機を指します。再生にあたって、人は新しく生まれ、〈いのち〉を受けます。再生そのものが、人間の新しい創造と言われるのはそのためです。預言書では、随所に「創造する」「形成する」「造り上げる」と言われます。これには多少の相違があっても、再生させることです。イザヤは、次のように言います。

「わたしの名前で呼ばれるすべてを、わたしはわが栄光のために創造し、形成し、造り上げた」と(イザヤ 43:7)。

したがって、創造者のみ名以外に、主を指して、あがない主、母胎からの形成者、造り上げる者、と言われます。

同じくイザヤ書には、

「わたしは、エホバであり、あなた方の聖者であり、イスラエルの創造者であり、あなた方の王である」(イザヤ 43:15)とあります。

ダビデは、記しています。

「創造された民は、エホバを誉め称えるであろう」(詩篇 102:18)。

「あなたの霊を送れば、創造される。そしてあなたは、地の面を新たにされる」(詩篇 104:30)。

「天」とは、内部人間を指します。「地」は、再生前の人間で、外部人間を指します。これは、後述する内容からも分かります。

  
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Many thanks to Arcana Press for their permission to use this translation online.