天界の秘義#221

作者: エマニュエル・スウェデンボルグ

この節の研究

  
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221. 「日の涼しい風(霊)の吹くころ」とは、教会が感知力の残果をまだ持っている頃という意味です。これは「昼と夜」という意味から分かります。最古代の人たちは、教会の状態を昼と夜の時間帯になぞらえました。昼の時間帯は、まだ光のある状態です。したがって、ここでの「日の涼しい風、すなわち霊の吹くころ」とは、まだ感知力の残果が残っている時期です。そのため堕落している自覚がありました。主もまた、信仰の状態を「日」と呼ばれ、信仰がない状態が「夜」となります。ヨハネ福音書にあります。

「わたしは、わたしを遣わされた方の業を、昼間のうちに行わなくてはならない。やがて夜が来る。するとだれも業が行えなくなる」(ヨハネ 9:4)。

したがって、第1章にあったように、人の再生状態は、「日」と言われます。

  
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